環境
- MacOSX 10.14.5
- nvim 0.3.7
- MacBook 2017 1.4GHz
Vimの起動がもっさりな原因を調べる
現在は nvim を使っていますが、Vimを使いだしてからかれこれ10年近くが経過しています。
プラグインとかもマネージャは変わりつつもずっと昔から入れているものもあり、Vimの起動が結構もっさりするようになってしまいました。
その原因を調査するために、何に時間がかかっているのかを調査しました。
プラグインの有無で起動時間を比較してみる
プラグインを無効化する —noplugin オプションと —startuptime オプションを使います。
後者のstartuptime を使うには vim が +startuptime でコンパイルされている必要があります。私の環境(homebrewでインストールしたnvim)では初期状態で有効になっていました。
まずは、プラグインや自分で加えた設定を何も読み込まない状態、おそらく最も早いであろう状態を調べましょう。
$ nvim —noplugin —startuptime {filename}
この状態で私の環境の nvim は 300ms くらい起動にかかりました。体感速度的にも普段より少し早い気がします。 それでは次に、プラグインなどすべて読み込んだ状態を測定してみましょう。
$ nvim —startuptime {filename}
上記のオプションで nvim を起動すると filename に指定したファイルに起動処理の間のメッセージや経過時間を出力してくれます。この状態で私の nvim は 360ms ~ 1707ms かかっていました。
少々幅がありますが、毎回時間が書かているのはどうやら clipboard.vim の読み込みのようです。
309.745 233.180 233.180: sourcing /usr/local/Cellar/neovim/0.3.7_1/share/nvim/runtime/autoload/provider/clipboard.vim 310.345 234.289 001.109: sourcing /Users/kawamura/.vim/dein/.cache/init.vim/.dein/plugin/fakeclip.vim
fakeclip.vim は環境的にもう無くても何ら問題ないことがわかったので、削除しましたが、一つ上の clipboard.vim は nvim 標準の機能のようなのでこれ以上の起動高速化はむりかなぁ。
後日時間を取って調査してみよう。
参考文献

Practical Vim: Edit Text at the Speed of Thought (English Edition)
- 作者: Drew Neil
- 出版社/メーカー: Pragmatic Bookshelf
- 発売日: 2015/12/02
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